セーブデータも生きてます。 |
2015年9月30日、
『聖剣伝説3』が発売20周年を迎えました。
せっかくの記念日。
スーパーファミコンを出して遊びつつ、
思い出に浸っていました。
と言っても1年ぶりくらいかな。
今でも年一回位の頻度で旅したくなる美しい世界です。
あらすじ(取扱説明書を参考にしました)
その世界を創造するとき、マナの女神は
災厄の化身たちをマナの剣で打ち倒し、
8つのマナストーンに封印しました。
女神が樹に姿を変えて眠りにつき、長い年月が経ったある時、
マナの剣を手に入れて世界征服を企む複数の勢力が現れます。
かくして世界からマナが減少し、各地で争いが起きるのでした。
そんな中、様々な理由と目的から故郷を出た若者たちが妖精と出会い、
世界中を旅してマナの聖域を目指すことになります。
やはり印象的なのはその世界。
独特の色使いで描かれるグラフィックは美しく、幻想的です。
冒険のフィールドは色鮮やかで名所・景勝地がたくさん。
個性豊かな様々なフィールドへ連れて行ってくれます。
敢えてマイナー気味っぽそうな見どころを3つ程ピックアップ。
・お城の内装がゴールドと赤、青系の石床のコントラストが、
モダンかつ重厚感に溢れていてカッコいい。
・洞窟の外、滝が何本も流れ落ちる水辺の景色がきれい。
・最近気になるのは宝石の谷。目は疲れるけどすごいセンス。
音楽も耳に残る個性豊かな名曲がたくさん。
サントラが3枚組になる大ボリュームです。
好きなBGMについて数曲語ろうかなと思ったのですが、
お気に入りが多くて選べませんでした。
そして場面とよく合った曲たちは幅広いジャンルで大ボリューム。
主演、助演どちらの方向から聴いても素晴らしいです。
ちなみに本作、外箱に「大容量32メガ」と記載されています。
そっか、この数字でこんなにいっぱい入っちゃうのか……。
本作には特に難しい部分は無いです。
のんびり狩りをしても20時間程度でクリアできると思います。
だからこそ、気軽に遊べるので何周も旅しました。
物語の内容はかなり重いのですが、作り込まれた世界と
愛嬌あるキャラクターたちのおかげで、そこまで気にせず楽しく遊べます。
一周遊んで「はい、おしまい」とはならないのがこのゲームの醍醐味。
計3人を選んでパーティを編成します。20通りの編成が可能ですね。
そして、その組み合わせと選択順で物語、行ける場所も変化します。
私は聴きたいBGMで主人公を選ぶこともあります。これがまた難しい!
今回のルートは「Weird Counterpoint」を聴ける、やっほーって出発したけど、
今既に別ルートの「Electric Talk」を聴きたくなってたりします。
そうそう、燃えるラスボスを体験したい場合にこのゲームオススメです。
私は最初遊んだ時、物語に執着や感情移入はしていなかったけれど、
それでも相当燃えました。「Sacrifice」の展開はもうすごいよね。
一方メルヘンな曲も充実。「Oh I'm a Flamelet」が特にかわいい!
静かに古を語る「Angel's Fear」はピアノとギター、鉄琴で穏やかながらとても印象的。
ああ、結局BGMについて語ってしまう、もう止める。本当に止めるよ。
3人のうち操作できるのは基本1人1キャラ。
残りはCPUになりますが、残念ながらお世辞にも頭は良くない。
他の作品も含めてこの頃のゲームのCPUって本当、頼りない……。
操作キャラはセレクトボタンで切り替えができます。
他にもL、Rを押している間、一時的に対応キャラを操作可能。
私はこのLR操作を気に入ってます。
近接キャラをメイン操作にして場所調整と攻撃をしつつ、
LRで魔法キャラに指示を出す感じで遊んでいます。
仲間CPUは自力で魔法や特殊攻撃を使いません。
かつ魔法使用時には詠唱に多少時間が掛かり、その間移動すら不可能。
必要なときにLRでお願いを出すスタイルで調度いい感じ。
あと、変な場所に移動していく近接キャラの位置修正等にも使ってます。
LRは前述の残念CPUを補うストレス軽減システムでもあります。
そしてこれがあるので操作が暇にはならない。
そして聖剣伝説名物リングコマンドと組み合わさって操作していて気持ちいい。
あのアニメーションと効果音、良いよね。
システム周りでもう一つ印象深いのがデータのセーブ。
セーブ時に確認表示が出ないため、3つのデータを巡る上書き事故が何度か発生。
家族のデータをうっかり消したり消されたりで大騒ぎ。
それも今ではほのぼのとした思い出ですね。
本作は程々のボリュームながら、
何周でも楽しめるよう丁寧に作り込まれたゲームです。
具体的な数字はもはや分かりませんが、
私が今まで遊んだゲームの中では圧倒的1位の周回数です。
20周年記念で出発した今回の目的はブラックラビ初挑戦。
物語も景色も、子どもの頃遊んだ時と違って見えています。
過日、今更ながら「ドワーフの顔がどう見えるか」という話題で盛り上がりました。
懐かしみつつも新たな発見があったりして、
これからも何度も旅していくんだろうなー。
2015年9月30日にTwitterを覗いてみると、このゲームの20周年を祝い、
懐かしむ言葉をたくさん見ることができました。
そんな本作、3Dリメイクのお話もあるとか。これは嬉しいお話。
この美しい世界がどう表現されるのでしょうか。
頭身とかどうなるのかな。いっそ大胆過ぎるくらいのアレンジも大歓迎!
https://www.famitsu.com/news/201509/17088645.html
(ファミ通.com「『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』PS Vitaとスマホで今冬同時配信! 小山田Pは『2』&『3』のリメイクや、『聖剣伝説5』にも意欲を見せる!?」 2015年9月30日閲覧)
リメイクが出た後も、もちろんオリジナルの魅力が色褪せることはないと思います。
いつか現行ゲーム機でオリジナルが移植配信されたら嬉しいなー。
とりあえずこれからもよろしくね、SFCとカートリッジ、特に電池!
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「ブラックラビ討伐してきた」(2015年10月16日)※ネタバレ注意
https://pinklight322r.blogspot.com/2015/10/sd3blackrabi.html
その後今回も無事クリアしてきました。あの黒うさぎとの戦いの記録です。