トランプ、ジェンガ、人生ゲーム、マリオカート、ドカポン。
きっと、それぞれのご家庭に思い出のゲームがあると思うのですが、私が子供の頃から今まで、家族が全員で夢中になれたゲームは一つだけでした。
『SuperDepth』
1991年8月10日にリリースされたPC向けシューティングです。
http://bio100.jp/game_review/game01.html
海、空、宇宙と異なる3つの状況で全12ステージを戦艦ヤマ卜が戦います。(卜は漢字の「ボク」。ヤマボクという読みの機体です)
我が家には当時、確かNEC製のPC9801シリーズのどれかのノートPCがあり、それでこのゲームを遊んでいました。私は一人で遊んでいたのですが、両親は父が操舵、母が砲撃と分担して二人で攻略していました。ずるい。あと母の打鍵音めっちゃうるさかった。
しばらくの間攻略に夢中になった我が家がどうなったかというと、ある夜、私が眠っている間に両親が全ステージクリアし、エンディングを見たそうです。しかもそれで気が済んだらしく、その後両親が遊ぶことはなかった。
そして現在、実機はヒンジが不調なのか、蓋を開くとき嫌な音と感触がする。エミュレータを使ってまでという情熱も湧かなかったのですが、今では嬉しい事に製作のBio_100%さんによってFlashで移植されています。良い時代ですね。とてもありがたいです。
http://bio100.jp/play_game/superdepth.html
世界観と必要情報をきちんと伝えるグラフィック、かっこいい音楽、そしてその程よい難易度と熱く飽きさせないゲーム性。今遊んでも楽しく、その完成度の高さに脱帽です。ゲームの面白さとはスペックで決まるものではないと改めて感じます。
今度こそクリアしようと思い立ち、移植版で一人こつこつ練習していたのですが先日、ついに全ステージクリアしました。
最終面は緊張のあまり汗だくになりましたが無事撃破。昔よりゲームの腕が少しは上がったという成長も実感できて少し嬉しいです。あの頃の両親の年齢に達する前に単独攻略できたことにもやや感慨深さがあります。あの日置いてけぼりにされた幼稚園児の無念が晴れ、また一つ特別なゲームと思い出が増えたのでした。
でもこれで終わるのはもったいない。エンディングを一度見た後も熱いスコアアタックが待ち受けていました。面白いので、これからもちょいちょい遊んでいこうと思います。
一つ気になったのだけれど、クラゲってどこかに登場してた?
クリア時に誤クリックして別ページに飛んでしまったため、エンディングを見るためもう一度頑張ったのはナイショダヨ。
ゲーム下手でも出来た攻略のコツ
・レーダーを見て画面外にいる敵をきちんとチェックする。
画面外もある程度の距離は攻撃が当たるようなので、
弾をばら撒いたりするタチの悪い敵は画面に入って来られる前に片付ける。
・ボスはなるべく速攻で片付ける。
攻撃が辛い場合は回避に専念する。
攻撃キーを適当に連打しながら避け続ければいつかは勝てます。
・あとは根気。