デカライン高架下でタコと


Mizuni Tounoさん(@touno322ikpoyo)が投稿した写真 -

 新幹線の車中でイヤホンから「トキメキ☆ボムラッシュ」が流れてきた時、思った。
やっぱり十条に行きたい。

 しばらく前、京都を旅した折にスプラトゥーンゆかりの地へタコトルーパーさんと一緒に行ってきました。タコの理由は私がタコ派だからです。

 『スプラトゥーン』というゲームには一箇所、具体的に示されたモデル地があります。気にはなっていたけれど最近ちょっとイカちゃんたちとはご無沙汰気味だった上カッツカツな旅程。この目で見たいと思いつつ今回は無理かと一度は諦めたのですが、アオリちゃんの声を聞いた瞬間ハイカラシティが恋しくなりました。急遽、記憶を頼りに電子版ファミ通を調べ、突撃してきましたよ。こういう時スマホと電子書籍の組み合わせはとても便利。


 さてさて、週刊ファミ通2016年1月7・14・21日合併号に掲載されていたインタビューを参考に、やってきたのは京都市多分ギリギリ南区?な十条某所。デカライン高架下のモデル地となった場所です。イカたちの実家である任天堂さんから徒歩圏内。



 見えた途端すぐに分かります。特徴的なカーブ!さりげなくあったあの電柱!なるほど木は少ない!確かにここがデカライン高架下だ!そしてここでのスケッチを元にイカちゃんたちの遊び場が誕生したというのですね。そしてあの場所でファミ通のあの写真が!点字ブロックの狭間で興奮して冒頭のタコの写真を撮ったり小躍りしたりしてしまいました。だってここで、ここら辺で!
 実際モデル地に立ってみるとやはり感慨深いです。私達が普段何気なく歩いているであろう道が、職人さんたちの頭脳そして手によってあんな底抜けに明るく楽しい世界に大変身。見知らぬ世界中の人々と遊んでいる場所になっているということに感動です。開発の皆様に改めて感謝と尊敬の念を抱くのでした。ニンテンドースイッチに登場するっぽい新作にも期待大!です。

ライムグリーンなイカダッシュ!


 スプラトゥーン本編とは関係ありませんが、今回は南禅寺の敷地内を通る水路閣にも注目。レンガ造りのレトロな雰囲気の水道橋は経年とともに苔むしてイイ感じ。ちょっぴりネギトロ炭鉱を思い出したので写真を撮ってみました。タコツボバレーにもレンガあったよね。


 南禅寺の近くには「蹴上インクライン」という鉄道跡もあります。
”琵琶湖疏水の大津から宇治川に至る20.2キロの舟運ルートの途中、水路落差のある2カ所に敷設した傾斜鉄道。”
とのことで、英語でのスペルは"Inkline"のようです。こちらの線路はネギトロ炭鉱のような高架線路ではないようですが、験を担ぎたいイカの皆さまは行ってみるのもありかも?私は今回は行けませんでしたがまたいつか訪ねてみようと想います。


 がっちりタコ派向けなスポットももちろんあるぞ!京都では新京極に”蛸薬師堂 永福寺”というお寺があります。こちらは病気平癒や厄難消除に霊験のある蛸薬師如来様を祀っています。参拝者で賑わう参道が蛸薬師通の始まりだとか。繁華街の往来の中にありながらも一歩踏み込めば泰然とした空間。なで薬師さまが大変かわいらしゅうございました。あ、スプラトゥーン感は無かったです。

 お寺を出ると、前を歩くおにいさんの鞄に私とお揃いのグリーンイカちゃんがぶらさがっているのを発見。「カモン」出してたのかしら。これはスプラ運(?)が巡ってきたのかと思いきやその後入ったイタリアンのお店で悲劇は起こる。イカと明太子のパスタを頼んだのにイカを入れ忘れられてしまいました。タコ派に食わせるイカは無いというのか。むしろイカなんだから共食いは止めなさいということか。ほんのちょっぴりの切なさを胸に、帰路へついたのでした……。

スマホにイカマスコットとギアパワー




引用及び参考(全て2016年9月15日閲覧)

京都観光Navi:インクライン https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=4000039

蛸薬師堂 http://www7a.biglobe.ne.jp/~takoyakusido/


週刊ファミ通2016年1月7・14・21日合併号
「隔週刊イカスポ 『スプラトゥーン』の1年とこれから」 KADOKAWA/エンターブレイン

同2016年9月15日号
「週刊イカスポ」



関連

「東京イカ探しの旅」2015年5月27日投稿
http://pinklight322r.blogspot.jp/2015/05/splatoonstation1.html
『スプラトゥーン』発売当時に山手線沿線に掲示された広告を巡ったときの記録。
ダイオウイカ探しは中々大変でした。