スーパーファミコンの誕生日です

スーパーファミコンは1990年11月21日が発売日です。
ということで少し思い出語りでもしてみます。


私はスーパーファミコン(以下SFC)を一台所有している。
6歳だかそこらの頃、誕生日もしくはクリスマスに
「す~ぱ~ぷよぷよ」と共に親からプレゼントされたものだ。
もらったその日はやさしいモードのナスグレイブに苦戦し、
次の日少し早く起きて倒した時の達成感やわくわく感は今も覚えている。

しばらく遊んでいたのはアクションゲームがほとんどだった。
家族で頑張って色々なゲームを共に攻略したのは良い思い出だ。
どんなにグラフィックの技術が進歩し美しくなっても、
私にとって「スーパードンキーコング」以上にきれいに見えるゲームは出てこない思う。

家族が遊ぶ「クロックタワー」がトラウマになって
暗い部屋や物陰、秒針の音にやたら怯えたのは……
まあ、ね……(あのゲームについては生涯遊ぶつもりはない)

そんな小学生はやがて引っ越しをすることになるのだが、
その地方の方言で話せない私は、
同級生はもちろん教員にまでいびられて使い走りをさせられたりしていた。
そんな時もゲームは楽しみだった。
正しくはゲームだけが楽しみだった。

やがて、世間はプレイステーションやニンテンドー64へと世代が移り、
奥行きというか3Dやポリゴンが売りになっていった。
ところが酔いやすい体質の私はそれに対応できず、
好きだったボンバーマンでさえ苦しくて遊べなくなってしまったことをきっかけに
しばらくゲームをしなくなったが、そのうちSFCに戻ってくることになる。
ゲームボーイで遊びつつ、中古ゲーム屋に出入りしてSFCのRPGで遊び始めた。

友人達がFF9やテイルズ(さすが女子受けが良い)で盛り上がる中、
ついうっかりパケ買いした「バハムートラグーン」で鬱々とした中学生時代を過ごし、
高校の時「タクティクスオウガ」で人生観が変わってしまった。
(こうしなければウォルスタに明日はないッ!)
「聖剣伝説3」は何周したのかな?
私は長い時間ゲームで遊び今の人格が形成されたが、
社会的に好ましい人間になれたかどうかは分からない。
それでも後悔はしていない。とても楽しかったから。

そんな我が家のSFCちゃんも
今では経年劣化により本体がさすがに黄ばんできたし、
二つあるコントローラのうち片方のYボタンが不調。
「ザ・ファイヤーメン」はじめ、VC配信が絶望的と思われるゲーム専用になって久しい。
それでもこのハードというか親友は大事にしていきたい。

いっぱい遊んでくれてありがとう。
誕生日おめでとう!
ずっと大好きだよ!