ゲーム『BAYONETTA - ベヨネッタ』のアニメ映画を観てきました。
http://www.bayonetta-movie.com/(公式サイト)
上映時間は89分。PG-12です。
2013,11/23から二週間限定公開と期間が短いので、
興味が有る方はお気をつけ下さい。
以下感想です。
軽くネタバレしている気がします。
あと、かなり長いです。
当方原作未プレイです。
(失礼ながら少しだけ神谷英樹氏による実況動画で予習させていただきました)
『The Wonderful 101』を遊んだことで
プラチナゲームズと神谷英樹氏に魅せられ、折角の機会なので鑑賞しました。
私が行った時は女性客が多かったです。
水曜の池袋という条件によるものなのでしょうか?
そして眼鏡っ娘率高し。リスペクト?
ゲーマーは眼鏡率が高いという話がありますが、
それは女性にも当てはまるようです。
さて本編についてですが、中々良い映像化だったのではと思います。
原作の良さを大切にしつつ、アニメらしさを取り入れようとした印象。
クライマックス感は少々控えめで重厚感強め。
より落ち着いて楽しむ感じですが、中々の高揚感もありました。
ゲームと印象はやや違うかな。違った良さがあります。
で、初見としてやはり強く印象に残ったのはベヨネッタという魔女のこと。
アクションシーンは華麗に豪快にかっこいい。
普段は妖艶だけど聡明さを感じさせる大人な振る舞い+多少の素っ気なさ。
でもお風呂やヘリでのシーン等では優しさやかわいらしさも時折見せる。
内外面ともに強くて素敵な女性だなと感じました。
そしてセレッサたんかわゆい。ロリコンさんもどうぞどうぞ。
もちろん他の登場人物も良いキャラばかり。
ジャンヌの眼力バシバシな垂れ目、ほんとイイね。
おっさんたちも味わい深い……
画は原作が3Dなのに対して2Dの絵です。
原作ゲームはふんわりきらきらした光の印象が残っていますが、
比べると映画はどちらかというとややぱっきりした印象で闇が強めかな。
なんとなくのイメージですが、GONZOらしい画面でした。
動きはダイナミックで止めるところとのメリハリ良し。
ひたすら美しさを追求されていた印象。
あ、ベヨの影確認し忘れた……
脚本は基本的に原作のシナリオに沿いつつオリジナルシーンも。
丁寧に原作を研究されたんだなと感じました。
人物同士のやり取りが良いね。マミー。EDなんてじんわり来ちゃうね。
アクションシーンにはボタン連打したくなる場面も。
魔女の力の一部はバッサリ登場せず。尺的にもこれは仕方がない。でも見たかったな。
音楽は原作の曲もアニメオリジナルもあり。
でも変わらずオシャレだったり熱かったりでイイ感じ。
しかしまさか劇場でアフターなんちゃらの曲を聴く日が来るとは……
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ちょっとだけゆかり王国関連
あれ?音楽に安部潤氏のお名前。作曲とキーボード……うるるんさん!
さすが、こんなところにも桃色男爵(田村ゆかりさんのライブのバックバンド)。
黒田晃年氏(くろちゃんさん)もいらっしゃいましたよ。
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キャストはベストチョイスだったと思います。
ベヨネッタ役の田中敦子女史はさすが。
攻撃時の気合を込めた声は原作の声にかなり近い場面も。
かっこいい大人の女性なのはもちろんですが、
落ち着きと優しさ、柔らかさを感じられる素敵なお声です。
セクシーさは意外と控えめで上品な色気でした。
画面はエライことになってたりもするけど。
パンフのインタビューでお話されているベヨネッタへの解釈が印象的でした。
ベヨの強さと弱さについてです。
セレッサは本当きゃわゆゆゆ。
沢城みゆき女史は正直、セクシーな大人役より、少女幼女の方が合っている気がします。
ぎゅぎゅーっと抱きしめたくなる愛くるしさでした。
バルドルは若本規夫氏。
この方の声はクセが強く、
なんというか良くも悪くも登場した瞬間「若本!」となってしまうので、
鑑賞前はどうなるのか疑問でしたが、
個性の塊のような登場人物たちの中で埋もれさせず、威厳と存在感を持たせるには、
やはりこの声で合っているのだと思いました。
単に濃いだけではなく、細かな表情を感じさせる演技です。ファンの方は是非。
でもやっぱりマミーとダディのロマンスはちょっと想像しにくいかな……すごい親子だ。
つらつら書いてきましたがひとまずはこんな感じでした。
既プレイの方も未プレイの方も楽しめるのではと思います。
設定画も載っているパンフも中々楽しめますよ。
来場者特典(数量限定ランダム全20種)のA4クリアポスターはルカを頂きました。
ルカ……折角だからベヨかジャンヌの方が……
いや、ルカも優しく素敵なキャラだから良し。
『TW101』大好きな私に気を使ってくれたのかな?
ありがとう。カメラを持ったしましま首巻きのルカ君たち。
ウェッジウッドのカップでお茶でもしましょう。
(そういえば先生イメージのカップはどれが良いのかな?
やっぱり王道赤のコロンビアパウダールビーなのかしら……)
実は『ベヨネッタ』は発売前からとても遊びたいゲームだったのですが、
いくつかの理由により現在も未プレイです。
『TW101』を遊び、この映画を観たことにより、
今ではあの時恥を捨てられなかったことをかなり後悔しています。うぅ。
『ベヨネッタ』は2014年に続編の発売が決定しているようですが
『2』は是非リアルタイムで遊びたいです。
前作未プレイ組置いてけぼり仕様だったとしてもついていきますよっ。
でもやっぱり原作も遊びたい。
時間ができたらいつか……