神楽坂ゆかさん1stコンサートの感想(27夜)

もう冬。
あの夏のキラキラが恋しい……という記事。

『神楽坂ゆか ファーストコンサート
~初めてだから…ね?お熱にサマーキッス♡~』
27日夜公演に行きました。
26日の終演後、twitterのタイムラインを見ていると大絶賛な流れ。
高まる期待を裏切らない素晴らしいステージでした。

セトリ等の情報は別サイトさんにおまかせで、こちらのページは感想です。

物販にてペンライトが売り切れたのは
なんとなく予想できたけれどやはり驚きました。
渡された買い物袋がゆかたんオリジナルだったのが地味に嬉しい。
物販会場を抜けるとゆかたんのオフショット写真を売る謎の屋台も。
ご、ごろつきだー!

開場するとホールのBGMは昭和の男声ポップス名曲。
いくつか知らなかったものがあり、曲名が非常に気になっています。
そしてさらっと混ざってる雅マモルくん。私が入った後だけでも二回流れた。
ゆかたんとマモルくんの共演を見たい。絶対楽しいだろうなー。


さて、待ちに待った開演。
一曲目は『女豹』
緞帳があがると薄く透ける幕の向こうに真っ白な衣装のゆかたんが。
眩しいお御足、手首までの手袋。
女豹というには清楚で可憐過ぎてドキドキです。
でも振り付けや表情はまさに女豹。清純な悪女?それとも獰猛な聖女?

二曲目が始まったところで舞台袖からスタッフさんが……
ゆかたん、大変な忘れ物をしていた事が判明。
ああ、やはりゆかたんは空色ブルースカイでパイナポーなお方でした。

仕切りなおして『ときめきフォーリンラブ』
衣装とマッチしてすごくいい。自然と頬も緩みます。
来てよかった。

ゆかたんはまだ持ち歌が少ないとのことで、
往年の名曲アイドルソングカバーもありました。
以下、カバー曲にはタイトル後に括弧でオリジナルの歌手名を記します。

まずは『桃色片思い』(松浦亜弥)。
めっちゃ可愛い。
振り付けは多分オリジナル版のもの。
すっごく可愛い。
改めて究極のアイドルソングだなと思いました。
半端無く可愛い。

ゆかりんさんからも曲をお借りしたとのことで、
『ラブサイン』と『秘密の扉からあいにきて』(共に田村ゆかり)
改めてそっくり。ゆかたん自身もお話されていましたが、歌はさすがの腕前。
声質そっくりキーも同じで歌い方の再現も素晴らしい。
まるで同一人物のようでなんだか混乱してきちゃいました。
そして、なんだかゆかりさんが恋しくなってきちゃいました。
なんなのこの気持ち……

ゆかたんのお着替え中は沖縄でロケしてきたビデオを鑑賞。
これまた懐かしいデッキが用意されていました。
ゆかたんが沖縄の魅力を時にまったり、時にスリリング?に紹介。
慣れないどころかやる気すら怪しい食レポ、
黒糖まみれのおみやげ紹介、そして冒険。
パイン大好きなところとか、原住民とかやたらグッピーにこだわるところとか
子どもみたいに無邪気でフリーダムで面白かわゆかったです。
ゆかたんに水筒をちょい足しするとかわいさが大幅アップするのね。

『SUKI・・・っていいでしょ?』ではMVの彼が誰かようやく知ることができました。
実は結構悩んでたんです。MVのセットから考えれば良かったのね。
そんなゼウス君とゆかたんとの駆け引きが楽しい。
ゆかたん、うしろー!

『教えて ヴィヴァルディ』
ストリングスとグロッケンでメルヘンな感じ。ロマンチックで甘いアイドルソング。
これ、かなり好きです。モーツァルトはピンク……

そんな中、ゆかたんのお着替え中に中継でゆかりんさんが登場!
ドレス姿がとても素敵です。
戻ってきたゆかたんとのやりとりを見ていると
元気いっぱいな妹分のゆかたんに姉のように暖かく接しているご様子。
プレゼントのケーキに喰らいつくワイルドなゆかたん。
ラジオであの流麗な暑中見舞いをくださった方はどこへ……
ゆかたんには余りにも謎が多すぎる。そこがいい。
FFCのメンバー紹介もだけど、ここら辺のくだり本当自然に進んでいく。
他にも随所にプロの技が輝く舞台だったと思います。

そしてきっとファンなら誰もが夢見た展開、
ゆかりんとゆかたんのデュエットが実現。
『はんぶん不思議 』(CoCo)
福岡出身同い年同姓同名の奇跡の二人によるハーモニーがたまりません。
今回は客席を左右半分に分けてペンライトの色をピンクと青にしましたが、
黄色って言われたときはちょっとドキッとしちゃいました。
ほら、世界には同じ顔の人が三人いるっていうじゃない?

『宵待ちの花 』(田村ゆかり)
夏の終わりにふさわしい切なくきれいな曲。
見えない夕陽の代わりに歌声が目にしみます。
このコンサートが終わった後、気候はどんどん秋のものへ変化していきました。
前座として出演した昨年の「CaramelRibbon」のときもそうだったけれど、
ゆかたんは秋を連れてくる人だね。

『初恋 』
ここからは赤いセーラー服風衣装。セラムンのちびうさを連想したり。
FCで募集されていた企画が衝撃の展開に。歌詞的にかなり羨ましい。

『My life is great 』(田村ゆかり)
まさかのサプライズ。この曲が聞けるなんて!
ゆかたんによるカバーとはいえ、生で聞けて感動でした。
ゆかりんさんの思い出話も聞きながらゆかたんはセットリストを決めたのかな?

『SUN SUN サマー Touch Me』
小室哲哉や浅倉大介のような曲調の90年台サウンド。
子供の頃を思い出してとても懐かしくなりました。
脳が勝手に男声コーラスを入れ始めるのが怖い。
爽やかな曲調は澄んだ青空を連想させます。
ダンスはMVと同じだったっぽい?MVで見るのと印象が違ったり。
あの強烈なMVは絶対見るべきだと思います!

『1、2、の3シャイン 』
スタッフさんも出てきてまさに大団円。
しんみりさせず、笑顔とともに捌けていく姿からは
土曜八時とか日曜夕方のアニメとか、そんな楽しい雰囲気。
数十年ほど?遅れてきたアイドルが作る新たな伝説の始まりを感じるのでした。

---アンコール ---
早々に帰路へつこうとしていたゆかたんは電話で呼び戻されることに。
うっわ、ごっついコードレスフォン……

『コードレス☆照れ☆PHONE 』

これも急で驚いた。
初めてこの曲を聞いた時、
神楽坂の方のゆかたんが歌っても面白いだろうなと思ったことを、
何故わたしは忘れていたかなー。
この曲を歌う草壁ゆかたん(木下林檎ちゃん)の姿は印象的だったけれど、
神楽坂ゆかちゃんが歌うのも面白い。
コードレスフォンって既に懐かしい単語になっていて、
最近までPCなんて真っ黒画面に緑文字だった(らしい)ゆかたんへ
返すことになったコールはイマドキなスマホやLINEが出てくる。
21世紀にひょっこり現れた20世紀の忘れ形見なゆかたんにとても似合う曲だと思う。
これ最初からコール入れるの考えて作られた曲なのかな?
今回初めて生で聞いて、改めてよく出来た曲だと思いました。
水色チェックのシャツに黄色のロングスカートだったかな?
さすが夏生まれのアイドル。私服も爽やかでかわいいです。

ゆかたんってすっごいキラキラしてて眩しいと感じるのですが、
そのキラキラって、ちょっと複雑で、
本人の姿や声、言動から溢れるかわいらしさはもちろん、
過ぎ去った時代に対してのやや美化が入った懐かしさや、
自分が過ごしたのとは違う形の青春時代に対しての憧れとかもあるというか。
なんだか不思議な感情を連れてきてくれる人だなと思います。
こういう人に「天使」って呼び方が似合うのかも、なんて思ったりして。

『Lovely Magic』 (田村ゆかり)
これも聞けて嬉しかった曲。
ゆかたん紹介の通り、とっても可愛い曲だよね。

ここで筒状カーテンの中でゆかたんがホットパンツにお着替え。
脚きれい!恥ずかしそうで少々申し訳ない気分に!でもそれも含めかわいい!

『DokiDoki☆πパイン』
練習の成果はいかがでしたか?
スクリーンに円周率が表示されていたので記憶に自信が無い人も安心。
そして最後の最後でまた怪しいキャラ出てきたよ。
ハートさんみたいなの増えてたよ。
MVでの振り付けを見たかったけれど、マイク持ってはさすがに無理ですよね。

そしてつに終演。
幕が完全に下り切るまで、
屈んでまで手を振ってくれたゆかたんの姿が嬉しかったです。
きっとまた会えるよね?


随所に散りばめられたネタ。どことなく懐かしい昭和の香り。
昭和を知り尽くしたプロたちが作り上げた、
20世紀後半のアイドルの再臨というか、完成度の高いパロディでした。
この舞台を体験することができて本当に良かったと思います。
とにかく楽しかった!
この思い出が映像化されるときをお待ちしております。


『CR』も一緒に収録されると更に嬉しいです。
二枚のミニアルバムに収録されたMVのHDリマスターもお待ちしております。
高画質でじっくりゆかたん見たいよぅ。