バルーンファイトはやっぱり楽しい

3DSへダウンロード。
鞄にいつでも風船と思い出を。

3DSにバーチャルコンソールの
ファミコン版『バルーンファイト』をダウンロードして遊んでいます。
開発はHAL研究所。
任天堂の岩田聡社長が当時プログラミングしました。
1985年に発売されたゲームなので今年30周年です。


内容は風船を括りつけたヘルメットで飛び回るアクションゲームです。
敵と風船を割り合う「バルーンファイト」本編と、
ゴールなし一機勝負で空を飛んで行くスコアアタック「バルーントリップ」
以上二種類のゲームモードが収録されています。

ポップでさわやかな音楽とドットグラフィックでかわいらしいゲームですが、
いざ始めると慣性に振り回されてハラハラドキドキ。
ふわりと滑らかに飛ぶ風船は慎重かつ時に大胆な操作と判断が必要。
雷も飛んできてさあ大変です。
水面すれすれを飛ぶと時折魚に襲われて食べられちゃうことも。
不意打ちのごとく現れる魚は
独特な色合いのグラフィックもあってちょっとした恐怖。
どちらのモードも声が出ちゃう系ゲームです。
操作に慣れて思い通りに動かせるようになると
これまた楽しくて癖になる。
30年経った今も色褪せず、とても面白いゲームです。

『ゲームセンターCX 有野課長の挑戦』のバルーンファイト回では
岩田社長がゲストで登場。ちょっとした裏話も聞けたりします。
3DSやWiiUをお持ちの方はeshopから見られますので是非。

バルーントリップにて。オレンジ風船出ました。

今このゲームを取り出した理由は岩田社長の足跡に触れたくなったから。
私は人とゲームに対して真摯で誠実な岩田社長が大好きです。
文章から伝わってくるだけでもとても素敵な方で、
常に問題と向き合い、人を助け、優しい笑顔が印象的な方でした。
イベント等での発表やニンテンドーダイレクト、社長が訊く等、
お話を聞ける機会を毎回とても楽しみにしていました。
あまりに早いご逝去がただ悲しいです。

気分が沈んでしまったこんな時でも
バルーンファイトは変わらず楽しいゲームでした。
ひたすらバルーントリップして、
25000点(初期状態におけるRANK1スコア)まで飛んだり
オレンジ色の風船を出現させたりしていました。

空気をいっぱい吸ってふわふわ浮かぶカービィも
シリーズ初期は岩田社長がプロデュースとプログラミングを担当されていたそうです。
スマブラに参戦したむらびとのバルーンファイト復帰は初心者にとてもやさしい。
のんびり遊ぶスマブラは程良い息抜きになっています。

私は岩田さんの新作ゲームを待っていました。
この度のことがとても残念です。
でも、きっとその考えや心を受け継いだ遊びがたくさん生み出されて、
これからも楽しませてくださるのでしょうね。
全く新しいコンセプトと仰られたゲーム機「NX」に会える日にも期待しています。

たくさんの楽しい思い出と素敵な時間をありがとうございました。
これからもずっと大切にしていきます。



追記:2015年7月27日
オレンジ風船を20個ゲット。更に色が変わりました。
GCCXの課長の画面では紫に見えていましたが、
こちらでは濃いピンク色していました。
スモモみたい



岩田社長のことば色々。


社長が訊く リンク集 任天堂公式ページ 
http://www.nintendo.co.jp/corporate/links/index.html


岩田聡さんのコンテンツ。 ほぼ日刊イトイ新聞
http://www.1101.com/iwata20150711/index.html


任天堂・岩田氏をゲストに送る「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」最終回
――経営とは「コトとヒト」の両方について考える「最適化ゲーム」 4Gamer.net
http://www.4gamer.net/games/999/G999905/20141226033/




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「風船は迷わず飛んでいく」
http://pinklight322r.blogspot.com/2015/08/balloonfight10.html
風船の色が濃ピンクになっても旅は続く。
スコア10万突破記念の徒然。